「今の若者は」「最近の若い奴は」みたいな言葉を耳にしたことはありますか?
そもそもこの言葉を使う人は中高年以上の方が使うイメージだと私は思っています。
一昔前ではちょくちょく耳にしていましたが最近ではめっきり聞かなくなりました・・・と言いたいところですが聞いてしまいました。
最近私が耳にした会話ですが、後輩が「体調不良のために休みたい」という連絡を始業開始時間ジャスト(AM8:00)に入れてきたときのことです。
そういえば○○はどうした?
〇〇君は今日体調不良でお休みだと先ほど連絡がありました
もう8時だぞ!!
なんでこんな遅くに連絡を入れてくるんだ!!
今の若い奴はみんなそんなにゆるいんか!?
俺らの時代じゃこんなのありえないぞ!
これです。
まず思うのが「若い」というのはどの年齢からどの年齢までのことを指しているのかが謎です。人によっては20代までかもしれませんし40代でも若いという人もいることでしょう。
そして「俺らの時代は」という言葉。ここにはかなり危険な意味が含まれています。それは、「今よりも昔のほうがよかった」という意味が込められている場合があるからです。仕事ならば今のやり方よりも昔のやり方の方がよかったという場合もあります。
俺らの時代でこんなことをしたらぶん殴られてたぞ!
こんなことを言っている人もいました。ですがよく考えてみてください。確かに昔はそれが当たり前だったのかもしれません。けれどそのやり方が問題だったからいろいろ改善されて今に至るわけです。今そんなことをしたら一発アウトな時代だというのは誰もが理解しているはずです。それでも今のやり方についていけずに過去のやり方に囚われ、論理的にうまく説明ができないから感情的に攻撃をしたりするのです。
今の20代30代の世代の人たちは中高年者の方が同年代くらいの時期のことを知りません。「ゆとり世代」だと今の若者はやる気がないなど言われているほど昔の人達はかなり真面目だったのでしょうか。
あくまでも今回は「今の若者」「昔の時代」という言葉に対しての記事でした。それとは別で、無断で欠勤したり、何回も遅刻を繰り返したりする人は多いです。だからこそ真面目に働いてきた中高年世代の方々からすると、そのゆるすぎる社会人としてもマナーやモラルが欠けている若年層に苛立ってしまうのかもしれません。
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