私は前の記事で脱サラをしない理由を述べました。
私をそのように「やりたいこと」を明確にさせてくれたのはある本と出合ったことがとても大きかったのです。
その本がコチラ☟
この本を読めば今まで自分が何をやりたいのか?自分がやりたい仕事は何か?そういった迷いやモヤモヤが全て解消できます。
そこで、この本を読んでいいと思ったことを少しだけ紹介します。
「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
まず最初に本書で紹介されているのがこの5つの間違いです。ここで自分のやりかたに当てはまっている項目があれば、考えを改めたほうがよいかもしれません。
「一生続けられること」でなければいけない
一生やりたいことを続けると頑張っている人も中にはいるかと思います。ですがそれはリスクでしかありません。10年もすれば時代は大きく変わり、突然新しいことに興味をもつかもしれません。今の時代は「継続」より「変化」だとされています。
一生やりたいことを続けなければならないというマインドよりも、今一番やりたいことをやるようにしたほうがよいのです。
やりたいことを見つけたときには「運命的な感覚」がある
「やりたいことを見つけたときは運命的だ」と考えるのも間違いです。基本は興味があることをやってみたとき「なんか面白いかも」くらいが殆どです。その興味をもったことを仕事にした時に楽しかったり、成長したり、感謝されたりしたときに「これがやりたいことだ」と著者は感じたそうです。決して最初から天職に違いないと感じていたわけではありません。
この本で見つけるのは「運命的なやりたいこと」でなはく、自分が心から納得ができる自分で作る「やりたいこと」です。
「人のためになること」でないといけない
これは私がまさにそうでした。「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立っているかどうかなんてどうでもいいことなのです。
無理やり自分を押し殺して人のために頑張ることはただの自己犠牲です。
現実は自分がやりたいことを頑張り続けた結果、「人のため」になっていることが殆どです。自分のために生きていることが人のためにもなっているということを理解しましょう。
見つけるには「たくさん行動する」しかない
これもすごく分かります。とにかくやってみるんさ!です。
ですがこれは違うと著者が断言しています。やりたいことが見つけられないことの原因の殆どは、「選択肢が多すぎること」だそうです。
SNSなどで情報が手に入り放題ですので、多くの選択肢がうまれます。そこでもう一つ大切なのが「選択基準」です。
たとえたくさん選択肢があっても、そこから選ぶ力を持っていないとよい選択ができないと言います。つまり仕事でいうと「給料が高い」・「流行っている」という本質からズレた選択をしてしまうと失敗するということです。
「やりたいこと」がなかなか見つからないときは、ひたすら「選択肢」を増やすのではなく「選択基準」を磨くことが重要なのです。
そのためには自己理解をするしかありません。
やりたいことが「仕事」にならない
やりたいことが「仕事」にならないという考え。この考えを持っている状態だと「やりたいこと」が絶対に見つかりません。
そこで重要なことを筆者はこう言います。
- 「やりたいこと」は自分の中にある
- 「やりたいこと」の実現手段は社会の中にある
これを理解しておく必要があるのだそうです。
つまり、「やりたいこと」は自分の内側であり、「実現手段」は自分の外側にあるということです。
「やりたいことが分からないなら行動するしかない」の落とし穴
「選択肢が多い」ことが問題だということを先ほど紹介しました。
その理由として「ジャムの法則」というものがあります。これはスーパーの試食でジャムを24種類準備したら、試食して購入した人は3%しかおらず、そのジャムを6種類にしてみたらなんと30%も売れたというものです。
あまりにも選択肢が多いと、人は「選択しない」という選択をするのです。これが「やりたいこと」が分からない人と全く同じ状況ということですね。
「どの道を進むことが一番メリットがあるのか?」と頭で考えて判断しない
変化の早いこの時代に、「どちらがメリットがあるのか?」という頭の判断、根本的に違う判断基準を持つ必要があります。
その判断基準は「どうしたいか?」という心の基準です。
何度も言いますがやりたいことを見つけるうえで必要なのは「自己理解」。つまり自分自身です。沢山自己啓発本を読んで影響されたりSNSで有名人の言葉に惑わされたりして、「他人軸」ばかりに頼っていませんか?内側にある「自分軸」にしっかり切り替えましょう。
「直観的」ではなく「論理的」にやりたいことを見つけ出す
ここがかなり大切なところですのでしっかり覚えてください。
自己理解メソッドの3本柱というものがあり、その3つを明確にすれば誰もが夢中になれる働き方が見つかるというのです。
その3本柱というのが次のものです。
- 好きなこと(情熱)
- 得意なこと(才能)
- 大事なこと(価値観)
そして、これには公式があります。
- 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
- 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
この公式のように、「大事なこと」が当てはまって初めて『本当にやりたいこと』が見つかるわけです。
この中でも「得意なこと」で結構勘違いをしている人がいるというのですが、それが「スキル・知識」です。
まず「得意なこと」というのは、生まれつき持っている才能であり、自然と他の人よりも簡単にできてしまうことです。そして「スキル・知識」は後から身につけられるものであり、特定の仕事などだけで使うものです。
「何のために働くのか?」この答えが「大事なこと」です。
「自由に生きたいから働く」、「熱中して生きたいから働く」と理由は様々で正解はありません。自分がその目的に対して「このために私は働いているんだ!」と心の底から思っていれば働く目的は何でもよいのです。
大事なこと(価値観)から仕事の目的が生まれます。
「大事なこと」が自分の内側に向くと人生の目的が決まり、「大事なこと」が他者や社会などの外側に向くと仕事の目的が決まります。
大事なこと(価値観)⇒内側⇒夢中に生きたい(人生の目的)
大事なこと(価値観)⇒外側⇒夢中に生きる人を増やしたい(仕事の目的)
以上ですがまだまだ序盤の部分だけです。もっと大切なところはありますが、それは是非ともこの本を読んでいただきたいと思います。
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