こんにちは。
皆さんは今の仕事に対してやる気はありますか?
私は入社当初はものすごくやる気に満ちていて根性で頑張るタイプでした。
もちろん今もやる気はありますが当時と比べると少し下がっているかもしれません(笑)
どうして私は『やる気』について語っているのか?それはやる気だけでは社会人は通用しないということを理解したからです。つまりは精神論だけで乗り越えられるほど社会は甘くはありません。
更にいってしまうと、やる気だけの人間は会社にとって足手まといだから必要ない。ということです。ここでのポイントはやる気だけというところにあり、詳しくは『やる気のある無能』です。
この記事でわかること!
・なぜやる気のない無能がよくないのか?その理由と特徴
・無能から脱する方法
4つの分類
これはとあるドイツの軍人ハンス・フォン・ゼークトが語っていたことで、軍人を4つの分類に分けます。
- 有能な怠け者(やる気のない有能)
- 有能な働き者(やる気のある有能)
- 無能な怠け者(やる気のない無能)
- 無能な働き者(やる気のある無能)
この話を知った時に私は自分の部下と照らし合わせてみました。
ではなぜ、やる気のある無能がよくないのか?単純に考えてみればやる気のない無能のほうがよくないイメージだと思います。次にその理由をご説明します。
やる気のある無能がよくない理由と特徴
やる気がある無能がよくない理由として一言でまとめると「周りの人間を混乱させる」からです。もっと言えば迷惑人です。
その特徴は次の通りです。
- 正しい行動ができない、判断できない
- 言われてもないことを勝手に始める
- 自分が無能だということを自覚していない
- 周囲に迷惑をかけていることに気がつかない
- 失敗から学ぼうとしない
こういったやる気だけはあるけど結果がから回ってしまう人は結構いると思います。やる気がない無能も決して良い訳ではありません。ただこの人物は余計なことを勝手にしないのでコントロールが効きます。
指示待ち人間よりかは自ら行動ができる人間のほうがいいのは確かです。ですが大事なことはその行動が正しいかどうか判断もできないのに行動してしまうことです。
実際にいた部下の例
大切な部下のことなので「やる気のある無能」と言うのはかなり心苦しいですが、実際にこの特徴に当てはまるものがありますのでご紹介します。
彼は入社当初から返事もハッキリとできて挨拶も元気がいい好印象でした。とにかくやる気があって期待できると思っていたのですが、いざ仕事をさせるとその期待は裏切られてしまいました。
同じミスを何度も繰り返し、そのミスを追求しようともせず、ただ返事だけはいい。私が指示していないこと(やってほしくないこと)を勝手に始め、本当にやるべきことはやらないというのが常に続いていました。
まだ社会人経験も浅いし仕方ないと思っていたのですが、思いのほか周りの仲間を混乱させていきました。私の部署は最終工程にあるため不良品が発生するとそのままお客さんに流れてしまうので責任が大きいのです。そこで彼は結果的に部署を異動することになりました。
どうすれば無能から脱することができるのか?
1つは何が正しい行動なのか理解する必要があります。ですが新人はそんな判断をするなんてことは難しいと思います。ですから行動しようとする前に仕事をする意味や必要性を考えましょう。
次は、1つの仕事が終わったら報告し、次の指示を上司にあおるようにしましょう。初めのころは私も部下にそうさせていました。ですがこのままだと指示待ち人間になってしまうので、優先順位を理解させました。仕事には優先順位があります。それを理解することができれば上司に指示をあおらなくても自ら行動することができるようになります。
やる気があって自分が有能ではないと気がついたならきっと無能から脱することができます。やる気がある人は努力家でもあると私は思っていますので、自分の行動を変える努力も絶対にできます。
私のように自分の部下でやる気のある無能に当てはまる人物がいる人も、本人に自分の行動が間違っていると自覚させ正しい方向に向かわせなければなりません。これは人間性に関わる本人次第な問題でもあるので難しいかもしれませんが頑張っていきましょう。
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