大人も子供もいつの時代でも『人間関係』の問題には頭を抱えます。
私も中学高校と人間関係には悩まされました。
これからお話しするのは中学時代の部活での話です。
私の部活動には一人、周りからあまり好かれていない男の子(A君)がいました。
殆どの友達がA君の陰口を言ったり、A君もいろんな人の陰口を言っていました。
私は常に中立した立場でいましたが、どちらかというと私もA君があまり好きではありませんでした(ただし嫌いではない)。
まぁそれはどうでもよいのですが、本題はここからで、A君は凄く先生からの評価を気にする子で、先生の前では常にいい子いい子していました。
ですから先生は彼がいろんな人の陰口を言いまくっているなんて想像にもしていなかったと思います。
そして中学二年の時、合宿でのこと・・・
顧問の耳にA君が陰口を言って嫌という情報が入ったみたいで、夜に部長と副部長が顧問に呼び出されて話し合いが始まりました。
私たち(3人)はA君のことで話し合いをすることは知っていましたが、もし先生に質問されたら”正直に”答えようと決めていました。
顧問「Aがみんなの陰口を言ってるのは本当なのか?」
私たち「はい」
顧問の先生もA君がいい子だと思っているので、あまり信じたくはなかったと思います。
顧問「じゃぁお前たちはAのことどう思っている?」
私は「来た!」と思いました。ですが・・・
部長(B君)「好きです。問題ありません」
えっ?
副部長(C君)「僕もです」
えっっ!?
何言ってんだ!?とかなり衝撃でした。ですが私は・・・
私「好きではないです。毎回陰口言われるのは嫌ですよ」
私は正直に話しました。そもそもこれはA君の評価を下げようというわけではなく、先生にA君を注意してあまり陰口を言わないようにしてほしいと思っていたからです。
ですが友達は自分の評価を気にして保身に走ったのです。
私はそれがともて悔しくて悲しかったです。
この発言をした私は、友達から謝罪と感謝の言葉をもらいましたが、先生からその学期の内申点で「友達」に関する項目を△にされました。
しかも先生がA君に注意することは一度もなかったのです。むしろ私が後に先生からマークされ始めました。
本当に訳が分かりませんでした。そもそも私は先生のことが好きではなかったのでそういう態度も気に入らなかったのだと思います。なんせ新しいシューズを履いたり、冬に手袋つけて朝練していても私だけ注意されていたのですから…。
それとは反対に先生はA君のことをかばうような姿勢をとり続けていました。どうやら『親』の力が働いていたという噂があったみたいですが・・・
これまでの話で一つはっきりしたことがあります。それは、A君は先生の評価が高いですが、友達からの信頼度はかなり低いです。
比べて私は先生からの評価は低いですが、友達からの信頼度は高いです。
A君
評価 先生→高 信頼度 友達→低
私
評価 先生→低 信頼度 友達→高
理想は先生と友達からの評価が高いほうがいいですが、この二択ならどちらがいいですか?
友達との関係がよくならなくてもよくて、先生に媚売っていい高校に進学したいと思うならA君タイプでもいいでしょう。
ただ私はこれでもちゃんと志望校を前期で合格できました。
以前西野亮廣さんがおっしゃっていました。
今は『貯信時代』だと・・・
どちらが正しいとかはありません。自分が感情的ならどうありたいか、論理的ならどちらが有益なのか考えればよいと思います。
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