『ワーカホリック』という言葉をご存じですか?別の言い方だと『仕事中毒』とも呼ばれています。
「私は働かなければならない!」
と強く思い込んでしまっており、自分の生活の殆どすべてを仕事に費やしている状態なのです。
ここでの『ワーカホリック』では「働かなければならない」ということですが、
・「働いていたい(仕事大好き)」
・「働かさせれている(社畜)」
上記の2つのパターンもある意味似たような感じはしますが、「働かなければならない」というパターンをメインに説明していきます。
では、このワーカホリックが続いてしまうとどういったことが起こるのか?
それは過労死や離婚です。
まず働かなければならない理由として多いのは「お金」です。お金がそこまで必要でないのなら過労するまで働く必要はありません。シングルマザー・ファーザーのように、子供がいるのに対しどちらかの片親はいない人はかなり経済的に苦労していることが多いため、我が子を養うために一生懸命働きます。寝るまも惜しんで昼夜共に働き、1日の殆どの時間を労働に費やします。子供はすくすく成長していくのに対し、自分の体はどんどん壊れていく。
もし「子供のためなら私はどうなっても構わない」と思っているのならそれは違います。
もう1つ例を挙げましょう。これは特に家庭をもっている男性(夫)に多く見られることです。
一家の稼ぎ頭は基本男性(夫)だと思います。奥さんと付き合っていた頃はとても仲良く、そして楽しく過ごしていたことでしょう。そして結婚し、更に子供ができました。そうすると家族を養うために夫は今まで以上に働きます。家に帰る時間も今までより遅くなります。気がつけばあんなに楽しかった家庭が段々とぎくしゃくし始め、そして夫婦でケンカになります。
きっと夫は「俺がこんなに働いているのはお前たちのためなんだぞ!」というかもしれません。確かにそうかもしれませんが、これで離婚という結果になってしまったのであれば良くはありませんよね。
この2つの例、「働かなければならない」ということはお分かりいただけたでしょうか?ではタイトルにもある勘違いについて説明していきます。
この2つの共通点は自身や家庭を犠牲にしているところにあります。
働き手は稼ぐために心身ともに疲弊しながら自身も家庭も顧みずに働き続けます。それが「家族のため」です。
では、家に残っている子供や妻はどう思っているのでしょうか?
きっと寂しい思いをしているはずです。自分たちのために働いていることは十分理解しています。ですが、心身をボロボロにしてまで働く姿は見たくありません。健康で、少しでも一緒にいられる時間が欲しいと思っています。
確かに家族のために働かなければならないのかもしれない。でもそれがいつか「私は働いて稼いでいることが家庭での存在意義」と、とんでもない勘違いに繫がっていき、『ワーカホリック』に陥ってしまうのです。
これは「仕事が大好き」だというい人も同じです。
もしもこのような状態に陥ってるかもと思っている人は注意してください。そんな時は家族で楽しかった日々を思い出してみたりするといいかもしれません。
働くことだけが全てではありません。あなたの帰りを待っている大切な人がいます。もしも大切な家庭があり、幸せを維持していきたいのであれば、どうしたらよいの分かるはずです。
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