富岡製糸場は平成26年に世界遺産登録をされました。ですが、同じ群馬県民ですら勘違いしているのが富岡製糸場だけが世界遺産になったという点です。
実際はタイトルにもあるように「富岡製糸場と絹産業遺産群」であり、富岡製糸場の他に後3つが世界遺産(世界文化遺産)に登録されました。つまり、4つセットの世界遺産なのです。
他の3つというのが、田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴です。
今回はこのうちの1つ、荒船風穴についてご紹介いたします。
荒船風穴は群馬県甘楽郡下仁田町に存在しており、明治38年に養蚕農家の庭屋静太郎という方により建設された蚕種貯蔵施設です。以前記事に載せました「神津牧場」の道をそのまま道なりに進んだ場所にあります。長野県と群馬県のほぼ境目にあるため、こちらの風穴は長野県からの冷風を利用して蚕種を保存していたみたいです。
写真では全くわからなくて申し訳ないのですが、奥から1号・2号・3号と石積の段になっています。
土日祝日は無料のシャトルバス(急勾配のため歩きは大変)が出ており、私が行った時はガイドさんがいらっしゃったので案内を受けながら見学させていただきました。
こちらは手を入れて冷風を体験できるポイントです。駐車場から荒船風穴に向かう最中にあるため、バスを利用すると体験できないので注意してください。
風穴前にこんな自動販売機がありました。大変珍しいのか売り切れが多々あり、私は冷風を味わえるという飴(真ん中一番右)を購入しました。何味か記載されていないので不明でしたが、スースーするイメージなので間違いなくハッカベースだと思いました。むしろそれ以外に思い浮かびません。
先ほどの自自動販売機の横に建物があって、その中にトイレがあるのですがその他に上写真にある冷風体験スペースが設けられています。
私は5月に行ったのですが、当日の高崎市の気温は20度くらいだったのに対して、荒船風穴付近の気温がそもそも写真で一目瞭然の通り低いです。そして風穴内部の気温はもはや0度です。これだけの温度なら確かに蚕種のみならず食料の保存も可能かもしれません。
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