私は以前「やる気だけではどうにもならない」という内容で記事を投稿したことがあります。
【社会人必見】やる気だけではどうにもならない ~無能な働き者になるな~
それは『やる気のある無能』が一番社会にとって危険な人物だというものです。
今回はその「やる気」についてお話ししたいと思います。
私の後輩で、入社した当初から動きが遅い人がいました。その人は元々運動があまり得意ではなく速く動くというのが苦手でした。速く動くようにと言っても全然速く動けずにいたので「そういうものなのかな?」と思っていました。ある日その人にいろいろ聞いてみたところ「自分には向上心がない。仕事中でも趣味のことばかり考えている。お金が貯まったら専門学校に行きたい」と言って仕事のことには全然興味がありませんでした。つまり最初から仕事に対する意欲は殆ど皆無なので、それは「やる気」があるわけありません。
そいういう人は大勢います。その人たちには何を言っても基本的に動きに変化は望めないと思ってください。
私は夜勤の時に後輩に「今日はやることやったから早めに休んでいいよ」と言ったところ、いつも以上に速く動き始めました。それを常にやってくれたらなぁと思いつつも、彼のやる気は趣味(絵を描く)をやることでスイッチが入ったのだと感じました。
これは勉強でも同じことで、国語が苦手だけど数学は好きという子がいたとします。その子に国語の勉強をしなさいと言っても全然勉強に身が入らずにすぐスマホをいじったりテレビを見たりしてしまうと思います。ですが好きな数学ならら集中して勉強をするのではないでしょうか。私も好きな教科はかなり真面目に取り組んでいましたが好きでもない苦手な教科は最初からテキトーに取り組んでいました。
やる気は英語にするとモチベーションです。人それぞれやる気(モチベーション)スイッチを入れるトリガーは異なりますが、まず初めにそのやる気を出さない限りはどんなことをしようとしても力も結果も出せません。
「本を読むのがいい!」と成功者の多くは語ります。そしてその理由に論理や理屈で説明をしたとしても、まず「本を読む」という行動にやる気がなければ本を読もうとはしませんし「勉強しよう!覚えよう!」とやる気にならなければパラパラ本を捲って読んで内容はあまり覚えていないという結果が残るだけです。まずはやる気を出すことからスタートしなければならないのです。
こう見ると好きとやる気ははかなり比例していると思います。
今回はバリバリの根性論ですが、数年前までの私は根性だけで頑張っていました。ですが今はロジカルに物事を捉えることができるようになりました。それ故にやる気が出たりでなくなったりということもありますが、やはり行動を起こすためには「やる気」を出してからでないと始まりません。
ですから自分自身や会社でやる気がない人がいましたら、そのやる気を出すためのトリガーが何かを見つける必要があります。
コメント