いつの時代でも絶対にどこかで発生している「イジメ」。この社会現象はかなり深刻な問題です。イジメは絶対に根絶させなければなりません。
いじめはエスカレートすると、直接手を下さなくとも命を失わせることができてしまうとんでもない行為です。
ここからはあくまで私の自論です。
では、どうしてイジメは起こってしまうのでしょうか?
まずはイジメられる側ついて考えてみましょう。
イジメられる人の特徴
イジメれらる人ってどんな人なのでしょうか?
私が小学校の時イジメられている子がいました。その子の特徴そしては、人の家に遊びに来るときチャイムを押さずに勝手に家の中に入っている。人の物を勝手に食べる。寝坊して遅刻は当たり前。めちゃくちゃ泣き虫。といったところです。
少し常識が外れている、周りと少し違う感じでした。
実際に私もその子と話していたり遊んだりしている時に少しイラっとしてしまうことがありました。
このようにイジメられてしまう人の特徴の1つとして、一般的な周りの人とは違っている人というのも当てはまるのかもしれません。
だからといって「自分は周りと少し違うからどうしよう…」なんて心配はする必要はありません。むしろそれは強さになることもあります。
他にも、いつも2人で仲良し同士だった女子がいたのですが、ある日突然その2人が一緒にいることがなくなってしまいました。片方(Aさん)は別の女友達とつるむようになり、もう片方(Bさん)は基本的には1人でポツンとしていました。更には周りの数名の人から無視されているようにも見えました。
私は事情を知っている友達から何故そのようになったのか聞いてみると、Bさんがある日Aさんの癇に障る発言をしたとのことでした。
そんなことでと思いましたがその気持ちは本人しか分からないことなのできっとかなり怒っていたのでしょう。
このように怒りや憎しみといった感情によるイジメもあるのだと思いました。
それでは次にイジメる側について考えてみましょう。
イジメる人の特徴
1つは上記にいます怒りや憎しみを持った人です。
そして、イジメる側最大の特徴は1人に対して多人数で行うことにあります。つまり集団攻撃です。その中には大体主犯格が存在していることもあるでしょう。
更に恐ろしいと感じたのは、特に小学生は自分が「イジメ」という行為をしているという自覚がない可能性があるということです。
実際にイジメている人にどうしてそういうことをするのかという意見があったのですが、主犯格以外のイジメている人の場合の答えが衝撃でした。それが「みんながそうしているから。」というものでした。決定的な理由はなく、ただみんながそうしているということだけで自分もイジメに加担してしまっているのです。
また恐ろしいのがイジメることによって快楽を得ているということも分かりました。主犯格に多い怒りや憎しみを持っている人は、その相手がボロボロになっていく姿を見てスッキリしたり快楽を得ています。そして特に理由はなく「みんながやっているから」の人で、イジメることによる快楽を得てしまうことはかなりヤバいです。
SNSでも同じこと
一昔前ではインターネットが若い世代でも使われ始め、2ちゃんねる、掲示板といったところで顔を出さない誹謗中傷が流行り問題になりました。現代はSNSでの情報発信が当たり前になってきていることで、そこでの誹謗中傷・罵詈雑言の嵐です。
正直これも「イジメ」と同じだと思っている人は多いかと思われます。直接手を下さず言葉による暴力で相手の精神に攻撃を与えています。
こういう人達の中にも「みんながやってるから」派がいました。特に嫌いじゃないし何かされたわけでもないけどってどういうこっちゃな話ですよ。
イジメられる人にもイジメられる理由がある
「イジメられる人にもイジメられる理由がある」と昔言われたことがあります。
それを聞いた時は「確かにそうかも」と思いました。私が小学校の時の子みたいに人をイラっとさせるようなことがあったり、言動に問題があるといったようなことでした。しかし、今なら分かります。
イジメはどんな理由があろうとも、相手がイジメられていると感じればそれはイジメである!
突拍子もなくイジメは確かに発生しません。何かしらの理由があります。ですが上記の理論が通じてしまうと「あの人はイジメられるのは仕方がない」とイジメが正当化されることになってしまいます。
ならばそう思っている人は、もしもその正当化されたイジメで相手が命を落とした場合、それでも仕方ないと言えるのでしょうか?
「それは過言だ。そこまでは言ってない。命まで奪うことは流石にいいとは思っていない」と言うかもしれませんが、それは少々都合がよくないですか?
そもそも受けるダメージなんてイジメられている人にしかその気持ちが分かりません。
大事なのはイジメによって相手が命を落として犯罪者になるのかではなく、イジメているのかイジメていないのか(しているのかしていないのか)です。
最後に
私はイジメに合った経験がないのでイジメられる人の辛さや精神的なダメージはよく分かっておりません。ですが、被害者の気持ちを理解することは誰にでもできると思っています。
ですからイジメている人はイジメられている人の気持ちを理解しなければなりません。時々ドラマや漫画でイジメられていた人が逆転してイジメていた人に仕返しする内容のものがありますが、現実でそんなことがあったのを聞いたことがありません。
基本的にイジメられていた人はイジメられている人の気持ちが理解できるので、イジメることはないと思っています。
もしもそうでなかったとしたら、先ほども述べましたがどんな理由があろうともイジメはイジメですので、仕返しだとしてもイジメたらそれはイジメです。仕方ないとか関係ありません。
それとイジメられている人がいたら助けるということも大切なことですが、それは結構勇気がいることですよね。助けたことによって自分もイジメの対象になるのではないかと不安になることでしょう。
そういう時は頼りになる人に相談しましょう。友達、先生、親でもいいと思います。
そして、イジメている人はイジメた人にちゃんと謝罪をすることを忘れないでください。自分のやっていることが悪いことだと気がついたのなら絶対にできるはずです。
『イジメ』というものが無くなる世の中になるための一歩を踏み出しましょう。
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