今回は『最高の体調』という本をご紹介したいと思います。
「文明病から脱却し、本来の自分を取り戻せ!!」
ここで語られる文明病というのは、鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラに見えるこれらの問題も、根っこまで掘り下げてみれば実は同じものであり、全ては一本の線で繋がっているということです。
これだけ聞くとどういうこと?
と頭が?になるとは思いますが、本書を読み進めていくとこの文明病の意味が理解できていきます。
この本を開いてはじめにの前にに書かれているのが、この本の”目的”です。
それは、「日々の不満や不調を根こそぎ解決し、生まれ持つ最大のパフォーマンスを引き出すお手伝いをすること」です。
例えばですがやる気がない人は「自己啓発本」、仕事の効率を上げたい人は「ビジネス本」、感情のコントロールができない人は「心理学本」、体調をよくしたい人は「医学本」などそれぞれのジャンルで自分が今困っている本を読んで解決しようとするのはごく自然なことです。
ですがそれはその場しのぎの解決であるというのです。
つまり、風邪を引いたから「風邪薬」、頭が痛いから「頭痛薬」といったように根本の解決にはならないのです。
アドラー心理学を学んだことがある方はご存じかと思いますが、『嫌われる勇気』でも語られていた「原因論」ではなく「目的論」の考え方に酷似しているところがあると思いました。
本書のネックとなるのが「炎症」と「不安」です。
「炎症」では「腸」「環境」「ストレス」。
「不安」では「価値」「死」「遊び」。
これらに焦点を当てて話が進んでいきます。
最初にも言ったように全ては一本の線で繋がっているのでどれも大切なことです。ですが、大抵の人は「炎症」のほうをフォーカスするのではないかと思いました。
中田敦彦さんも炎症の方をかなり重点的に話されていました。
こっちは食事や生活習慣といったようなところから問題を解決していくので殆どの人には身近に感じ分かりやすいものになっていると思いましたが、「不安」のほうはどちらかというと「心理学」的な精神面などの内容なので少し難しいかと感じました。
今後私の中で大切だと思ったことや共感できたところをまとめてご紹介させていただこうと思いますのでよろしければお付き合いください。
そして気に入ったのであれば実際に読まれてみてもいいと思います。
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